PCから携帯電話宛てにメールを送信した際に、メールアドレスが正しいのにエラーメールで帰ってきてしまう問題がありました。そのメールアドレスを確認したところ、いわゆるRFC違反のメールアドレスでした。
このようなメールアドレスは送受信の際にトラブルとなります。特に、携帯電話以外(プロバイダやレンタルサーバ、企業のアドレス等)にメールを送る場合は、相手が返信しようとしてもエラーで戻ってきてしまって返信できない等、送受信トラブルを引き起こす可能性があるためすぐに変更すべきです。
RFC違反のメールアドレスとは
RFC(Request For Comment)とは、インターネットに関する技術の標準を定める団体であるIETFが正式に発行する文書です。RFCではインターネット技術の決まり事(仕様・要件)が定められており、その中で、メールアドレスに関連するRFCとしてRFC5321、5322があります。
RFCにおいてメールアドレスの仕様は以下の通り定められています。
- / ! “@ # $ % & ‘ ( ) = ~ | \ ^ : ; * + ? < > , ` [ ] { }
- @の直前には英数字しか使えない。
- .(ドット)、_(アンダースコア)は2つ以上連続してはいけない。
- メールアドレスの最初の文字は英数字しか使えない。
RFC違反のメールアドレスとは、RFCで定める仕様・要件に準拠しないアドレスのことで、例として以下のようなメールアドレスがあります。
RFC違反のメールアドレスによる影響
これらのメールアドレスは、携帯電話のメールアドレス間では送受信できても、プロバイダやレンタルサーバからは送信できない(携帯電話へ送信するとエラーメールになる)場合があります。