前のエントリーからかなり日にちが経ってしまいました。ブログをさぼってすいません。
さて、先月PocketWiFi D25HWを購入しました。PCはもとより、iPhoneでも非常に快適に利用できています。PCとiPhoneのパケット通信料の一本化による通信費用の削減を目論んでいます。また、アドエスも無線LANに対応しているため、アドエスの復活にも貢献していたりします。
ということで、PocketWiFiの所感などを書いてみます。
PocketWiFiとは?
PocketWiFiとは、イーモバイルより先月(2010/1)に発売された、モバイル無線LANルータです。
何が良いのか?
- 小さい!気軽にポケットに入れられるサイズ。
- 機器との接続にUSBケーブルやLANケーブルが不要!
- 無線LAN経由で利用する限り、PocketWiFi用のドライバが不要!例えば、Linux,FreeBSDや最新のOS、マイナーなOSを利用していても無線LANが利用可能であればドライバの提供状況に悩まされることがない。
- 無線LAN対応の機器が、イーモバイルエリア内ならどこでもインターネットに繋がる。スマートフォンにおいては、キャリアやSIMロックの有無に係わらず、無線LANにさえ対応していればOK!例えば、以下のような機器で使用可能。
- パソコン
- iPod Touch
- iPhone
- アドエスなどWindows Mobile機(但し無線LAN対応機種に限る)
- NintendoDS
- Eye-Fi
- 無線LAN対応のデジカメ
- 無線LAN対応の携帯電話(AUのWi-Fi WinやソフトバンクのケータイWi-Fiなどに対応した機種)
- パケット通信をPocketWiFi経由で一本化すれば、各々の機器で発生する毎月のパケット通信料を下限の料金に抑えられる。
- iPhoneにおいては、PocketWiFiを利用することでiPhoneからの見た目がWiFi接続となるため、3G回線において制限されているSkypeによる通話やYoutubeアプリでの高画質動画の視聴、iTunes Storeからの楽曲・ビデオのダウンロード、App Storeからの10MB以上のアプリのダウンロードが可能に。
- iPhoneにおいては、不安定なソフトバンクのパケット網を使わない分、通信品質が非常に安定するので、Webの閲覧やTwitterの利用も快適に。
- 最大5台までの機器が同時接続可能。5台の範囲で小規模LANの構成も一応可能(実用性は別として・・・)ビジネスにおいては、出張先でのちょっとしたモバイルオフィスの構築に最適!
欠点は?
- 電池持ちが悪い(連続通信時間:3〜4時間程度)
- まあそれでも、同種の製品と比べれば持ちが良い方。
- PCに繋げれば充電や給電が出来るため、PCと持ち歩く分には困らないはず。
- エネループモバイルブースター(KBC-L2AS)を併用すると、普通の使い方で1泊2日は持ちます。ついでに、iPhoneや携帯電話も充電できます。(但し、各々のケーブルは必要)非常におすすめです。
SANYO USB出力付きリチウムイオンバッテリー (専用高容量リチウムイオン電池使用) KBC-L2AS
- 発売日: 2009/11/14
- メディア: エレクトロニクス
- WAN側の回線はイーモバイルの3G回線のみ。有線LANは接続できない。例えば、ビジネスホテル等に設置されている有線LANを無線LANに載せるようなイーサーネットコンバータ的な使い方は不可。(そのような使い方を求める方は、↓を買いましょう)
Wi-Fi接続150Mbpsバッテリー内蔵 モバイルルータ (DoCoMo/au/SoftBank/WILLCOM/イー・モバイル/iPhone 4対応) CQW-MRB
- 発売日: 2009/12/15
- メディア: Personal Computers
- 原則2年縛り(契約形態による)
MVNO(IIJモバイルやSo-Netのbitwarpなど)のSIMは使えるか?
イーモバイルの回線を利用したMVNOであれば使えますが、お勧めしません。
どこのMVNOとは申し上げられませんが、MVNO契約時にレンタル機器と一緒に送付されたSIMカードをPocketWiFiに差し込んでAPNをMVNOの設定に変更すれば一応使えます。
しかし、ほとんどのMVNOは約款でMVNO提供のレンタル機器以外にSIMカードを挿入して利用することを契約違反事項として明確に定めています。また、パケット通信料もMVNO提供のレンタル機と同等である保証もありません。(機器を変更したからといってパケット通信料上限が超えるということは無いと思いますが、念のため)