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クラウドのリスク(2)クラウドは安全じゃない

前回も述べましたが、クラウドサービスを利用することで、PCの故障、紛失、盗難、火災など様々なリスクを回避できるといったメリットがあります。また、建物・設備が堅牢で災害に強いデータセンターで運用されていることも大きなメリットです。

しかし、クラウドは必ずしも安全ではないことを考えて利用することが重要です。

たとえば、非常に稀ではありますが、クラウド上のデータが一瞬にして消失する場合もあります。あまり起こって欲しくないことですが、ファーストサーバのデータ消失問題のようなオペレーションミスや、NTTPCコミュニケーションズ WebARENA CLOUD9の機器障害等が挙げられます。データが復旧すれば問題はありませんが、最悪データが復旧できない可能性もあり、実際にファーストサーバの問題ではデータ復旧不可能という事態に発展しました。どんなに堅牢な設備であっても、ハードウェアは全く壊れないわけではありませんし、それらのハードウェアは人間が管理するゆえにオペレーションミスは可能性はきわめて低いかもしれませんが起こる可能性はあることを考えておく必要があります。

また、情報流出のリスクもあります。Evernoteの情報流出問題のような、サービスがクラックされて情報漏洩が起こるリスクは、クラウドサービスがパブリックなネットワークであるインターネットで運用されているサービスである以上いつ起こってもおかしくありません。一般的なWebサイトよりもセキュリティ面でしっかりしている(と思われる)企業においてこのような問題が起こるわけですので、リスクは常に考えておく必要があります。

ここまで書くと、クラウドサービスはやばいと感じるかもしれませんが、要は使い方の問題です。全てをクラウドに委ねるのではなく、利便性とリスクの両面を考慮し、必要な範囲を見極めることで、クラウドを十分に活用することができると考えます。