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スケーラビリティの高いOpenVZ系VPSサーバ カゴヤ・クラウド/VPS

VPSサービスが国内外色々出ていますが、私の場合はここ最近はカゴヤ・クラウド/VPSを好んで利用しています。
仮想化技術にOpenVZを利用しているサービスですが、スケーラビリティが高く非常に使いやすいサービスですのでおすすめです。さくらのVPSなどKVMXenを仮想化技術に使用したサービスと比べるとOSの自由度は低いですが、Linuxに限定すれば結構使いやすいサービスだと思います。
ということで、カゴヤ・クラウド/VPSを使ってみて感じたことを含め、特長を以下にまとめてみました。



1.OpenVZでありながら、スワップに対応

OpenVZ系VPSではスワップが利用できないという点が最大のネックでしたが、この点が解消されているのはうれしい限り。

OpenVZ系VPSの主なデメリットとして、「カーネルのバージョンアップができない」「運営会社が用意するOS以外が動かせない」「スワップが利用できない」の3点があります。

「カーネルのバージョンアップができない」については、セキュリティにかかわる脆弱性がなければ特定のカーネルバージョンでなければNGという状況はほとんど無いと思います。また「運営会社が用意するOS以外が動かせない」については、カゴヤを含め大抵はメジャーなLinuxディストリビューションを提供しているため、それほど気にならないと思います。

しかし「スワップが利用できない」については、メモリ使用量が確保されているメモリを超過した際にプロセスがバシバシ落とされる恐怖と戦わなければなりません。とりあえずメモリを多く確保しておけば良いやとか、スワップを超えないように運用すれば良いんじゃない?という考えもあるかもしれませんが、それでも万が一の保険としてあった方が安心ですよね。

OpenVZ系VPSは仮想化によるオーバーヘッドが少ない、スケールアップ・スケールアウトしやすいなどのメリットがありますが、前述のデメリットの方が勝ってしまい、KVMXenベースのVPSと比較して今一つなものとして捉えられがちです。まあユーザーを詰め込みすぎて劇重の業者もいますがそれは別として(このような業者がいることもOpenVZ系VPSが敬遠される理由の1つなのかもしれませんが・・・)、スワップが利用できれば選択肢の一つとして検討できるのではないでしょうか。カゴヤの場合、unixbenchの結果も悪くありませんし。

2.スケールアップ・スケールアウトが容易、かつIPアドレスが変わらない

クラウドサービスほど細かなスペック変更はできませんが、3プラン間を自由に切り替えることができます。

スケールアップ・スケールアウトはインスタンスを停止することなく行うことができ、かつIPアドレスが変更されたりすることがないため、非常に手軽に利用できます。

他社VPSの場合はプラン変更=新しいサーバを借りるですので、1からサーバを構築しなおす手間や旧サーバから新サーバへのデータ移行の手間を要したり、サーバ構築の手間は無いにせよ仮想マシン複製の手順が煩雑だったりしますが、カゴヤの場合はそのような手間がかからず、特に運用環境においては嬉しいところです。

3.ディスク容量の動的な追加・削減が可能

これはカゴヤというよりもOpenVZ系VPSの特長でもありますが、ディスク容量を動的に追加・削除することができます。カゴヤの場合、ディスク使用量が契約容量よりも超過した場合、最大1TBまでディスク容量が自動でスケールアップされます。

例えば、Webサービスを立ち上げる場合の悩みとして、必要なディスク容量が挙げられます。容量が大きすぎるとランニングコストがかさみ、容量が小さすぎれば容量超過によるサービスダウンの恐れがあり、かといって最適な容量も予測しづらく、非常に難しいものですが、カゴヤの場合は自動でスケールアップされるため、最適な容量で安心して運用することができます。

4.インスタンスの複製が容易

WebとDBをそれぞれ別サーバで分けて運用したい、負荷対策のためにWebやDB各サーバのスレーブサーバを用意したい、開発用の環境をベースに本番用環境を構築したい時などに非常に便利です。

5.最低利用期間が設けられていない

さくらのVPSなど他社のVPSには最低利用期間が設けられていたりしますが、カゴヤは最低利用期間が設けられていませんので、マシンの追加・削除(契約・解約)が自由自在です。やっぱ使うのやーめたと思っても、すぐに解約ができます。しかも30円/日〜利用できますので非常に手軽です。さくらのVPSのように3ヶ月待たされることもありません。(さくらの場合はお試し期間が2週間ありますけどね、意外と2週間過ぎてからやっぱやーめたと思う事は良く有るかと思います)