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自宅サーバ、ネットワーク機器の消費電力を考える


私の自宅では、サーバやネットワーク機器が24時間365日稼働していますが、これらの機器によって生じる月々の電気代は大きな関心事です。
また、昨今では電力事情などの種々の問題による電気代の値上げがささやかれており、来る電気代の値上げに備え、これらの機器にかかる電気代を抑える必要性がより高まっています。
そこで、ネットワーク機器の現状の消費電力をチェックした上で、今後取るべき対応をまとめてみました。個人的なメモに近い内容かもしれませんが、参考になる内容があればチェックしてみてください。

ネットワーク機器をチェックしてみる

現在運用中のネットワーク機器を消費電力とともに並べてみます。

  • 自宅サーバ ・・・ 約40w
  • 古河電工 FITELNet-F80 ・・・ 約20w
  • マイクロリサーチ MR-OPT100E ・・・ 約10w
  • Netgear GS105v3 ・・・ 約3.5w × 2台 = 約7w
  • NEC Aterm WR4100N ・・・ 約5.5w

これらを合計すると、約82.5wとなりました。サーバを除いても、約42.5w消費しており、これだけでもちょっとしたデスクトップPCや液晶テレビと同じくらいの消費電力です。ちなみに、電気代で換算すると、サーバを含めて約1300円/月、サーバを除いて約630円/月となります。(電気代計算君にて算出)
「ちりも積もれば山となる」という諺の如く、「ちり」の様な消費電力が「山」の様な消費電力になっていたことに驚きです。

対策を検討してみる(サーバ編)

自宅サーバの常時運用を止めるだけで、月々の電気代が大きく目に見える形で削減されることが期待できます。具体的にはどのような運用方法があるか考えてみました。

サーバを使う時だけ電源を入れる

最もシンプルな方法です。電源を入れる、電源を切る(シャットダウンする)という操作が日常的な操作として加わることで、暫く「めんどくさい」と感じる事があるかもしれませんが、「めんどくさい」という気持ちについては、あくまでも気持ちの問題であり、慣らしていく以外の方法はありません。何度かやっていれば、そのうち慣れるでしょう。

Wake on LANで電源を入れる

上記の方法は、その場にサーバ機本体が無ければ対応出来ないことです。例えば、離れた場所・部屋にサーバを設置していると、電源を入れる操作も「慣れ」が必要とはいえ、設置場所まで行く手間が増えることで、さらに億劫に感じてしまいます。また、外出先からはサーバの電源を入れることができません。
Wake on LANを利用することで、手元のPCからLANを介してサーバの電源を入れることができます。また、Wake on LAN対応のルータを用意することで、外出先など遠隔地からもサーバの電源を入れることができますので、場所を選ばず、手軽にサーバの電源操作が行えます。
Wake on LANに対応したルータとしては、NECのAtermシリーズやBUFFALOのAirStaionシリーズの一部の機種があります。

BIOSのタイマーを利用する

一部のPCでは、BIOS上で電源操作に関する設定を行うことができます。この機能を利用することで、指定した日時に自動的にPCの電源を入れることができます。
例えば、毎日深夜に定期的にバックアップを走らせたいといった場合、その時刻にサーバの電源が入っていなければなりませんが、この機能で日時を指定して自動的に立ち上がるようにすることで、バックアップを行う時間のみ自動的に電源を入れるという動作が実現でき、効率的にサーバを運用することができます。
また、OS側でタスクやCronにシャットダウン設定を行っておけば、起動だけでなくシャットダウンの自動化にも対応できます。

VPSへ移行する

Webサーバのように外部に公開されており、かつ常時電源が入っていなければならないようなサーバについては、VPSへの移行を検討することをお勧めします。
VPSへ移行することで電気代が安くなるとは限りませんが、電気代以外の面で大きなメリットがあります。

  • サーバの管理は業者が対応するため、ハードウェア(サーバ本体)の故障を心配する必要が無い
  • サーバのリプレースは業者が対応するため、ハードウェアの陳腐化を考慮する必要が無い
  • 高速なネットワークに接続されており、ネットワークの帯域を心配する必要が無い
  • ネットワーク回線は業者が用意するため、サーバ用として自前で固定IPの回線を持つ必要が無い
  • ネットワーク回線は自前の回線とは別であるため、自前の回線のトラブルの影響を受けない
  • 防犯・防災設備の整ったデータセンターで管理されるため、自宅運用より堅牢かつ安全である
  • 電源設備が二重化されたデータセンターで管理されるため、停電等電源トラブルを受けにくい

対策を検討してみる(ネットワーク機器編)

ネットワーク機器の台数を減らす

現在利用中の機器の台数を減らすことで大幅な電力の節約に繋がります。
例えば、無線LANルータのように1つの機器でルータ、無線LANアクセスポイント、スイッチングHUBなど複数の機器の機能を集約できるのであれば、そのような機器に集約するのがベストです。
しかし、機器の性能面の問題により、ネットワーク機器を敢えて用途別に設置しているという場合もあるかもしれません。このような方は、最新機種のスペックを確認した上で、1台に集約できるか検討されることをお勧めします。最近のネットワーク機器はコンシューマ向けの製品であっても性能が大幅に向上しており、1台に集約できるかもしれません。

消費電力の低い機器に入れ替える

現在利用中の機種と最新機種の消費電力を比較して後者の方が消費電力が低い場合は、最新機種へのリプレースの検討をお勧めします。
ほとんどにおいては最新機種の方が従来機種よりも消費電力が低く、例えば数年前は10w〜20wだった消費電力が、最新機種では6wまで下がっていたりします。

有線LANの接続台数を減らす

有線LANの接続台数を必要な数に絞ることで、有線LANに接続されることで生じるルータの消費電力を減らすことができます。
また、スイッチングHUBを増設している場合は、スイッチングHUBを利用せずにルータの有線LANポートのみで運用することで、スイッチングHUBで消費していた電力を節約することができます。

有線LANを無くす

サーバなど有線LANが必須となる機器が無ければ、有線LANに機器を接続しないという方法が有ります。これによって、有線LANに接続されることで生じるルータの消費電力を抑えることができます。