旅モバ

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movaサービスが2012/3/31で終了

NTTドコモPDC方式の携帯電話サービス「mova」が2012/3/31で終了しました。
au(旧ツーカーを含む)やソフトバンクにおいても同方式で過去にサービスを行っていましたが、auの旧IDO,セルラー系は2003/3/31と早々に終了、ツーカー系は2008/3/31に終了、ソフトバンクは2010/3/31にサービスを終了していました。(参考:PDC - Wikipedia
自動車電話の時代は、契約に保証金20万円、基本料金月々数万円とかなり高額で気軽に利用できるものではありませんでした。(参考:自動車電話 - Wikipedia)とりあえず普通に使える料金設定になったのがmovaからだったと思います。


自動車電話、アナログ方式携帯電話(ハイキャップ方式、TACS方式)、デジタル方式携帯電話(PDC方式、CDMA方式 所謂2G)と日本の携帯電話は変遷を遂げてきました。(PHSもありますが、ここでは省きます)
現在は、3GといわれるW-CDMA(IMT-2000)方式やCDMA2000方式によるデジタル方式携帯電話サービスが行われていますが、W-CDMA方式の携帯電話はサービス当初は端末がでかい、バッテリーがもたない、電波が弱くて繋がらないなど散々な評判でした。キャリアもその状況を認めたかのようにデュアルネットワークサービスという1つの電話番号に掛かってきた番号をPDC端末とFOMA端末どちらでも受けられるサービス(ただし、同時ではなくいずれか一方のみ)や、FOMAPDC両方に対応した端末を出したりといったことがありました。

現在は端末の改良や利用周波数に800Mhz帯が加わったこと(FOMAプラスエリア)、基地局の増設などにより、大幅にサービスが改善されましたので、そのような評判を聞くことはほとんどなくなりましたが。


3Gへ移行したことで、サービス当初は前述のようなネガティブな一面もありましたが、手持ちの端末が海外でそのまま使える、SMSなどグローバルサービスが使える、iPhoneAndroidなど海外メーカーのグローバル端末が国内で使えるなどのメリットも生まれました。

例えば、スマートフォンの普及は3G無しではあり得なかったでしょう。iPhoneが毎日使えるのも、3Gのおかげです。3Gが使えなければ、ガラスマ(ガラケー端末メーカーが発売しているAndroidスマートフォン)は使えたかもしれませんが、iPhoneを日本国内で使うことはできなかったでしょう。
他にも、高速なデータ通信が定額で利用できるようになったことも大きなメリットとなりました。事業者にとっては、基地局や制御局向けの設備が国外メーカーから調達することができるようになり、コスト面のメリットも生まれたと思います。例えば、イーモバイルの場合、エリクソンとファーウェイから基地局設備を調達しています。(参考:イー・モバイル、Huaweiを基地局供給メーカーに追加 - ITmedia ニュース])


課題としては、スマートフォンや定額データ通信サービスの普及によるトラフィックの逼迫、これに伴うデータ通信における速度低下等の問題が挙げられます。事業者各社は、無線LAN(WiFi)サービスを展開し、データ通信を無線LANへオフロードすることによって、この問題の解消を図ろうとしています。
また、4GネットワークといわれるLTEやWiMAXが登場し、データ通信のトラフィックを4Gネットワークへ移行させる流れも徐々に進んできています。現在においても、DoCoMoやauから3Gと4G両方に対応した端末がいくつかリリースされています。4Gネットワークが普及する頃には、通話は3G、データ通信は4Gといった棲み分けが生まれるであろうと予想されます。


内容が大分movaから離れてしまいましたが、携帯電話を含めた今後のモバイルネットワークの動向が非常に楽しみです。