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サーチライト - us


サーチライト - Single - us
VMAJ2010で知り合ったユチコさんの音楽ユニット【us】の新曲を聴いてみました。
歌詞を考えずに聴けば、今は解散した音楽ユニット「Jungle Smile」を思い起こさせるような感じです。しかし、歌詞も聴いてみれば、2011年3月11日に発生した「東北地方太平洋沖地震」で母親を亡くした子供をモチーフとした、悲しい曲です。この震災がもとで、ボーカルのユチコさんは失語状態にもなったそうです。
「がんばろう!日本」とポジティブに考えることも必要です。しかし、災害により甚大な被害を被り、家族を亡くした人もいるという現実にも他人事と思って目をそらさず、向き合い続けなければなりません。震災から数ヶ月経ち、被害の少なかった地域ではインフラが完全に復旧し、何事も無かったかのように日常が戻りつつあります。この曲は、まさにそのようなことを訴えているものであり、改めて再考させられるものとなりました。

色々な想いを込めて、ありがとう。|YUCHBLOG from "us"より引用

まずは、色んなことがあってようやく出来た新曲、サーチライト。
実はこれ、高校生の頃に作った曲で、最初はちょっと違う歌詞でした。
エレクさんとusを結成して数週間後、あの地震は起きました。
私の母や祖母たちも被災地におり、数日連絡がとれず、ニュースは刻一刻とその惨状を伝え、
悲しいという感情だけでは済まされない事が、日本や世界中の人の心に映し出されました。
恐怖を必死にこらえて、ようやく母からみんな無事だとの連絡があり、その電話を切った後、
私は失語状態になりました。(以前の記事にこれは書きました。)
声が出なくなっているあいだ、私は悩みました。
そんなとき、この記事を見つけました。

星になったママへ
(原文のニュースがmaininichi.jpさんより削除されていたので、こちらを引用させて頂きました。)

子どもたちにも胸を痛めましたが、彼らのお父さんはすごい方だなと思いました。
愛する人を亡くし、悲しいはずなのに、「子供達におかあさんはあそこにいる」と教えた事。
空には奥さんがいて、下を見下ろしても、絶望の中にも育つ子達がいる。

わたしはこれが本当の様な嘘の美談でもいいと思いました。
あの日は、どんなに災害ダイヤルに掛けても、パンク状態で繋がらない気持ちを味わったので、他人事には思えなかったのです。
そして大好きな景色が、今も流された爪痕を残したままで、今月ようやく宮城の祖母に会いに行く決心がつきました。

レコーディングの際、気持ちが入り過ぎて声が調節出来なかったり、
気持ちが入り過ぎて、何度も休憩をとったりすることもありました。
スタジオに行く直前、声が出なくなってしまった事もありました。
だけど、usのメンバーであるエレクさんが寛容に待ってくれたお陰で、その日もしっかり歌えるようになりました。