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ウィルコムの欠点と今後求めること

ウィルコムの社長が、2009/8/26付けで喜久川氏から久保田氏へ交代となりました。

ウィルコム社長交替、新社長は久保田幸雄氏 - ケータイ Watch
ウィルコムは、8月26日付けで同社の代表取締役社長に久保田幸雄氏が就任すると発表した。

(中略)

現・代表取締役社長である喜久川政樹氏は、代表権のない取締役副会長に就任する。喜久川氏は2006年10月に社長に就き、当時社長だった八剱洋一郎氏も代表権の無い副会長に就いた。喜久川体制では、執行役員からウィルコムの発表会でもお馴染みの土橋匡氏と近義起氏などが取締役となったが、2009年6 月の人事において、土橋氏と近氏は取締役の任を解かれ、執行役員副社長になっている。

これに関しては、ネガティブな意見もポジティブな意見も色々ありますが、喜久川氏の事実上の引責辞任あるいは更迭になるのではないでしょうか。

ウィルコムが抱える現状の問題点としては、加入者減に歯止めが掛からないという点に尽きると思います。加入者減に歯止めが掛からない理由は、一言で言えば他社と比較して魅力的なサービスや端末に乏しいからです。
そこで、ウィルコムユーザーでもある自分が、何が問題点であるか考えてみました。

  1. 他社と比較して大きなアドバンテージとなるサービスや製品が無い
    ウィルコムは、かつてはモバイルデータ通信定額サービスAIR-EDGEやPHS(070)同士の24時間音声定額通話、スマートフォン(W-Zero3)を他社よりも先んじて投入してきた先駆け的存在でした。しかし、今では同様のサービスや製品が他社からもリリースされており、かつ他社の方が高品質かつ安価で提供されています。もはや、ウィルコムにこだわらないユーザーから見た場合、ウィルコムを選ぶメリットがほとんどありません。
  2. PHSの仕様やウィルコムのネットワークに問題がある
    PHSの欠点である「移動中の通話品質が悪い」「電波が弱い」「エリアの穴が多い」という点が加入者減に追い打ちを掛けていると思います。今までウィルコムを利用していた方の中には、PHSの欠点を日々不満に感じていたけれども、他社には同様のサービスが無かったので仕方なくウィルコムを使い続けていた方も居られたでしょう。
  3. 音声端末の機能が過剰である
    最近のPHS音声通話端末においては、携帯電話と同様にメガピクセルカメラやおサイフケータイの機能が搭載されています。しかし、これらの機能をPHS端末上で利用する人がどれくらいいるかが疑問です。例えば、内蔵カメラで撮影した画像の送信も、PHSでは待ち時間が非常に長くて使いにくいです。よっぽど気の長い人でなければすぐに使わなくなります。もっとも、ウィルコム利用者の殆どは、他社の携帯電話と併用するダブルホルダーであろうと思いますので、通話以外の機能は携帯電話の方で済ませてしまうことが大半でしょう。ですので、携帯と同じような機能をPHSに搭載してもほとんど意味がないと思います。

これらの欠点に対して、「音声通話の品質が良い」「電磁波が携帯電話と比較して弱い」「ネットワークの輻輳に強い(年末年始のおめでとうコール等)」というPHSの特長を挙げる方も居るかもしれませんが、これらは選ぶ側からすれば非常に些細なことです。携帯電話の通話品質で満足しているユーザーであれば、これらの特長がウィルコムを選ぶ理由にはならないでしょう。

ウィルコムが今後生き残るためには、まずイーモバイルと同様にデータ通信を主軸に事業をすべきであると思います。そして、他社よりも安価な価格で、高品質なサービス(他社よりも通信品質が高く、エリアが広くかつエリアの穴が少ない)をいち早く提供していくことが重要です。特に、今後サービスインされる予定のXGPが、これらの点で他社の定額データ通信サービスよりも優れていなければ勝ち目が無いと思います。音声端末については、より機能シンプルで安価な端末を提供して、月額料金もよりリーズナブルにすべきでしょう。


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