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ソフトウェア資産を生かす、仮想化環境のすすめ

特定のソフトウェアがWindowsのバージョンアップに伴い使えなくなったらどうするか・・・。

対応方法はいくつかありますが、最も手軽かつ安全な方法は仮想化ソフトを利用することです。今回は、フリーで使える代表的な仮想化ソフトを紹介します。

VirtualPC

Windows 7 で Windows XP モードをインストールし、使用する
マイクロソフトが公開している仮想化ソフト。
S3 Trio64VやSound Blaster16といった枯れたハードウェアをエミュレートしているので、MS-DOSやWindows3.1等、古いOSも動作させることが可能である。
また、Windowsに限られるがホストOSからゲストOSのウインドウへドラッグ&ドロップでファイルコピーが行える機能は非常に便利。
Windowsを安定して動かすのであれば、VirtualPCは最適。

VirtualBox

日本オラクル | Hardware and Software, Engineered to Work Together
サン・マイクロシステムズが公開している仮想化ソフト。
Windowsに限った場合は、比較的新しめのOS向け。(Windows2000以降)
LinuxFreeBSD等のフリーのPC-UNIXの利用には適している。
若干動作が不安定な気がする。

VMWare Player

無償の VMware Player: Windows 8、Chrome OS を仮想 PC 上で実行
VMWare Player単体では動作しない。別途ディスクイメージが必要。
VirtualBoxよりも安定して動作する。
動作が速い。

QEMU

QEMU for Windows
CLGD5446やSound Blaster16といった枯れたハードウェアをエミュレートしているので、古いOSを動作させることが可能。
動作が遅い。

実際に、VirtualPCで動作させている画面が下の画像です。

なお、仮想化ソフトの利点は以下の通り。

  1. ホストOS(新バージョンのWindows)を利用しながら、ゲストOS(旧バージョンのWindows)が利用できる。
  2. ホストOS・ゲストOSの切り替えに要する時間がほとんど無い。
  3. 必要なPCは1台のみで良い。(OSごとにPCを用意する必要が無い)
  4. OSが必要なくなったら、イメージファイルを削除するだけでよい。
  5. HDDのパーティションを操作する必要がないため、安全にOSがインストール可能。
  6. バックアップが簡単。(イメージファイルをバックアップするだけで良い)
  7. USBメモリやハードディスクでイメージファイルを運用すれば、排他的に複数台のPCで1つのイメージファイルが共有可能。

対する欠点として、以下の通り。ただ、2台PCを用意することと比べれば、十分納得出来る範囲だと思う。

  1. ゲストOSは、実環境(ハードウェア)よりも処理速度が遅い。
  2. ゲストOS上では、周辺機器がほとんど利用できない。
  3. 要求スペックが高い。(CPU、メモリ等)
  4. ゲストOS導入分のハードディスクの空き容量が必要。

今までの資産を生かしながら、最新のOSを利用したい方は是非仮想化ソフトの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

すべてわかる仮想化大全 2010 最新製品・技術と活用法 (日経BPムック)

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仮想化技術パーフェクトガイド―最新の仮想化ソフトで様々なOSを使い倒そう!

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